読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

『思い込み・2』

春とはいえ日差しが強く、現場担当者がすでに現地に来ており、彼の額には汗がにじみ出ていた

5分前に到着したとはいえ、少々待たせたのかもしれない。

1軒目の解体予定の納屋の中を確認してみたが、あまり荷物はない感じであった。

まわりのコンクリートブロックをどこまで解体するのか等を確認して2軒目家を確認に行った。

まず左側の越境している工作物の解体の部分を確認して、2軒目の建物内の残留物を確認しようとしたところ、工事担当者が隣の家に入りだした。

“・・・・・・”

“それ隣の家だけど。。。”

“えーーーーっ”と驚く担当者に、

まっ、まさか。。。と驚く自分

危うく、隣の家を解体するところであった

1軒目の納屋と雰囲気が似ている自宅。

また、たまたま空き家で玄関のかぎが閉まっていない隣接家

そして、解体の依頼主と似た名前の表札

いろんな偶然が重なり、恐ろしい大惨事を引き起こす寸前であった。

“危うく史上最大の大チョンボを犯すところでした”

と言う工事担当者に、

“本当に打ち合わせをしてよかった”

と胸をなでおろす自分

解体終わりましたと連絡を受けて見に行ったらなぜか隣の家が先に解体されていた。

”あれーっ、おかしいな”と思いながら工事担当者に確認したら、“解体終わりましたよ”と言われ初めて気付く史上最大のミス。

未曽有の大惨事を防ぐことが出来て本当によかった。

いつもの業者だし、任せておいて安心といった思い込み

物件も名前も似ているし、解体物件はこれだろうといった思い込み

今後気を付けなくてはならない。