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自由なお子様

橋のたもとに三人の兄弟がおりました。

......日本昔ばなしではなく。

ひとりはホースから水をアーチ状に放水し、こう言い放ちました。「この下くぐってみーなさいっ!」

......真夏ならやぶさかではないがごめんこうむる。

仕方なく反対側に回り込む。

、と、隅っこにいた下の子、ジダンマルセイユルーレットのような機敏さで私のチャリの真ん前に踊り出た。

徐行していたのですんでの所でひかずにすんだが。

目が合った途端、しゅんとして「ごめんなさぁい。」というので雷は落とさず通り過ぎた。

数日後。

今度はアスファルトの上に気をつけの体勢で三人並んで仰向けに寝そべっている。これはなんの遊びなのだろう?子供は体温が高いから道路のヒンヤリ感を楽しんでいたのかもしれない。

子供の頃思い出すのは、鉄条網をこっそりくぐって入る空地。そこにそれはそれは大きな水溜まりができた。

地面に近い子供の目線で見る世界は大人のそれとは、全く違う。

「私はこの湖の女王よ!」

女王は小雨降りしきる中小一時間湖に君臨してごっこ遊びを楽しみ、ずぶ濡れのしがない子供に戻って家路についた。

屋根に登り隣のおじさんのびわをもいで賞味して怒られたこと。(今でもスーパーにびわを見つけるとおじさんを懐かしみ、ついカゴに入れてしまいます←単に食べたいだけ(笑))

からたちの葉っぱの上、真珠のような揚羽蝶の卵。

ハチミツの空き瓶の中で大切に育てて立派ないもむしになった途端、母に見つかり容赦なく捨てられたこと。

水風船をバケツに量産して近所の子とバトルしたこと。

幼なじみのお父さんお手製のゴーカートで庭を疾走、その子お気に入りのラスカルのぬいぐるみを轢いて大泣きされたこと。

髪の毛を燃やすとひどいにおいがする、と本で読むと、なぜか留守番中に髪をぷちんと抜いて実験、悶絶。

色んなことは棚に上げないと子供を叱れない。

でも、自分のこんなクソ○キ時代を思うと、決まり悪さを感じるのも確かだ。