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話題の海苔弁、作ってみました

友達のぐちぐちさんの先日の日記に、向田邦子氏が外国旅行から帰ると真っ先に作って食べるのが海苔弁であった…というお話がありました。(ぐちぐちさんの日記はこちらです。http://SNS.jp/view_diary.pl?id=1958957658&owner_id=21996019

海苔弁、といっても昭和初期の海苔弁で、ご飯、おかかを醤油にまぶしたもの、海苔、これを三段重ねる海苔弁だそう。当時は深いアルマイトのお弁当箱が一般的でしたものね。

恥ずかしながら、こういう海苔弁、私、知らなかったんです。食べたこともなし。

学生時代の記憶を手繰ると、そういえばその頃台頭してきた「ほかほか亭」に確か250円の海苔弁があったなあ…と思いだしましたが、あの海苔弁当は三段構造ではなく、ただご飯の上にベロン、と海苔が一枚乗っていて、その上を斜めにちくわの揚げたのが横たわっていたように覚えています。

「塗りのお弁当箱に(ご飯を)ふわりと三分の一ほど平らに

詰める。かつお節をしょう油でしめらせたものを、うすく敷き、

その上に火取(ひど)って八枚切りにした海苔をのせる。

これを三回繰り返し」、蓋をして五分ほど蒸らす。

この向田邦子氏の描写、そしてぐちぐちさんの海苔弁論がまたなんとも食欲をそそり、これは絶対作ってやろう!と決意を固めたのは3月2日。

そしてあくる日は3月3日のひな祭り。日本とは一週間遅れで勝手にプレミアム・フライデーを気取って、遅めの一人お昼ご飯を楽しもう、と決め込んでいたこの日、海苔弁づくりを決行するのにぴったりではありませんか。

そういうわけで、お雛祭りは海苔弁でお祝い、ということになりました。

(じゃ〜ん!)

さすがにひな祭りを意識して、海苔がベロ〜んと上に載っているバージョンではなく、上に少しご飯を乗せて(お弁当箱の蓋に海苔がつかないコツだそう)、そこに自家製桜の塩漬けを乗っけてひな祭り仕様とします。

そしていくら何でもこのお重一杯にご飯を詰めるわけにはい参りませんので、おかずも一緒に詰めました。お煮しめ(お肉はウサギ)と出汁巻き玉子を。

お弁当(モドキ)だけではなんなので、小女子のお吸い物をつけました。

日本にいれば、どうってこともないお弁当モドキなんですが、異国にいると気分的には御馳走です。そして、本格派昭和初期の海苔弁初体験!、というのもとってもよろしかったです。

この後、一息入れてから、4時のお茶の時間には甘酒(自家製こぼれ梅から作ったもの)とこれも残りご飯から作った自家製雛あられをいただいて、新暦のお雛祭りは無事完了。

実は我が家では実家の里の習慣で月遅れで桃の節句を祝うんです。散らし寿司とハマグリは、その時にまた。

(雛あられと甘酒は、まずお供えして。)